相続手続きを行うにあたり、法定相続人の特定、遺言の検認と同様に重要なのが相続財産の特定です。相続財産とは、現預金、株式などの有価証券、不動産、宝石等の貴金属、ゴルフ場会員権、自動車、貸付金債権などのプラスの財産や、住宅ローンや未払いの医療費・公租公課などの負債、保証債務などのマイナスの財産を指します。相続財産を調査するには、取引のあった金融機関、証券会社、保険会社に問い合わせたりを行ったり、以下の書類を取得し、権利関係や金額を特定します。相続財産の調査が終わったら、財産目録を作り、預貯金などのプラスの財産から、負債などのマイナスの財産を差し引いた相続財産の合計額を算出しましょう。

預貯金　通帳、カード、金融機関からの郵便物

不動産　登記済権利証、売買契約書、固定資産税通知書、固定資産評価証明書（市区町村役場で取得）、登記簿謄本（登記所で取得）

有価証券　株券現物、証券会社からの郵便物

負債　請求書、借用書、金銭消費貸借契約書

その他　ゴルフ会員証、貴金属

 

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公認会計士/税理士/不動産鑑定士　西本　隆文

 

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